TANAKA 1789
X
CHARTIER

PAVILLON
of Blend 001

Vintage 2019

より複雑な風合いを加味するため自然の力を利用した昔ながらの山廃造りのお酒をはじめ、4種のお酒をブレンドしております。
シャルティエ自身が確立したアロマティックサイエンス、ワイン事業によって培ったブレンド知識に基づき、アロマと酸味の融合を図る為、宮城県独自の酵母、宮城A、宮城B3酵母、酒米は地元で収穫される「蔵の華」と「美山錦」、「吟のいろは」を使用しテロワールの表現と反映を行い、香り高く、複雑な風合いを引き出す為、原料米の精米歩合を高くしています。
主要アロマ
マンゴー、アーモンドミルク、バター
口あたり
に広がる甘味に、BLEND 001よりも仄かなアクセントの苦味で締めた後味が特徴。
後味
ピーチ、ココナッツ、アニスの風味。

ペアリング

味の余韻を長くお楽しみ頂けます。和洋を問わず香草の効いた料理や
あっさりとした油脂を有した食材とも相性が良くお召し上がり頂けます。

是非、ワイングラスで10度~16度でお召し上がりくださいませ。

酒造工程に変革をもたらした10のステップ

酒米として有名な「美山錦」をはじめ、「蔵の華」や「吟のいろは」など、すべて地元産の米を主原料として使用し、テロワールに強く反映しています。

田中酒造店では、原料米、精米歩合、製法の異なる日本酒をブレンドすることで、より複雑な味や構造を引き出すことができると考えています。 ブレンド001 2019は、平均60%精米の原料米を使用していますので、十分な旨味を感じます。

これは、より酸度が高く、コクのある旨味と濃厚な味わいを持つ高級酒を開発するための重要な要素の1つである。ブレンド001 2019は従来の「つきはぜ麹」から「そうはぜ麹」に切り替えました。

ブレンド001 2019は醸造用アルコールを添加しない純米酒でブレンドされており、香り高い上品さと複雑な風合いを合わせ持っています。

酵母は日本酒のフレーバーを決定するための重要なファクター(要素)です。 アイデンティティーを強調するために宮城県の開発した「宮城A」「宮城B3」 酵母を使用しています。爽やかな果実のようなフレーバーが余韻として口中に広がります。

もう一つの重要なファクター(要素)は、醗酵を伴う他の飲料と同様に 醗酵温度です。醗酵温度を10℃〜12℃にすることで、膨らみのある柔らかなお酒に仕上がります。

ブレンド001 2019は低温(62℃)で一度のみ火入れを行います。 この手法を用いることで、出荷時製品の質の安定性を確保しながら、 香味(アロマ)の損失を押さえることができるのです。 この様な背景からも生詰酒が日本でしか手に入らない理由がうかがえます。

フランソワ・シャルティエが採用したこの革新的な新ステップは、彼のアロマティックサイエンスと味覚に関する知識に基づいており、最高のワイン、シャンパン、ウイスキー、シェリー酒、ポートワインと同様に、最高のものと最高のものをブレンドし、「新たな最高」をつくり出します。お米の種類、精米歩合、酒母、醗酵温度、熟成時間などが異なる11種類ものお酒を造り、その特性を見極めブレンドすることによって個性的なお酒が誕生するのです。そこにはレシピも式もありません。彼の経験と知識がすべてなのです。 それぞれのヴィンテージが初期のスタイルを決定し、熟成の度合いが最終的なブレンドの方向性を決定します。

ブレンド001 2019は、密閉サーマルタンク内で10か月熟成しています。日本酒は生きたものであり、ブレンドをした後はその複雑な風合いを余すことなく引き出すためにゆっくりと低温で育てあげる必要があります。

上記の九つの理由(さらに、手造り、水、ソフトプレス、濾過、生詰めなど多くのものがあります。)により、ブレンド001 2019はロングボトルエイジング効果のある日本酒として製造されています。ヴィンテージごとにスタイルが決まり、酸味、味わい、旨味が合わさってゆっくりと進化し、香りの輪郭が変化し、ナッツにも似たソトロンのような微妙な香りが生まれます。

日本酒について

日本酒とは
日本酒は米を発酵させてできる飲料で、蒸留酒ではありません。酒造工程はウィスキーやコニャックとは違い、ワインやビール造りに似ています。
アルコール度数
多くの日本酒のアルコール含有量は約14%~18%です。
(ワインの平均は約14%、ベルモット酒は約16%)
飲み頃温度
日本酒の種類や状況に応じて適温は異なります。TANAKA 1789 X CHARTIER は白ワインと同様約10度が適温と考え造られています。